依存心を解消すると見えてくるもの
家庭内別居という形で、お互い愛情もないまま、
いつか別れたいと考えている相手と同じ屋根の下で暮らしている人は、
一人暮らしをする人よりも心がすさんで寂しい思いをしているものです。
「子供のために」「生活のために」と建前で理由を作って、
現状と相手に依存している自分を肯定しようとしているだけ。
そして我慢や不安を抱えて苦しくなって耐えられず、
他人に愚痴を言ったり、手あたり次第に手軽な出会いに逃げたりして、
結果的に自己嫌悪に陥って更に苦しくなるスパイラル。
関係がこじれて上手くいかなくなったのは、
誰のせいでもなく、全てはそこに固執する自分が招いたことです。
たとえ相手があなたを傷つける言動を取ったことが始まりだったとしても、
嫌ならば相手を責めるまえに自分の足で立てば良いだけ。
自分が傷つきたくないがために、相手を思う通りに動かそうとすることは、愛情ではなく単なる関係依存。
自分の足で立つ勇気が芽生えたとき、
あなたの心に初めて人生に光が差し、不安が消えて先行きが見えてくるものです。