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マウントを取りたいがために人を利用する自己愛者

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■ 自己愛者の「見下し要員」

「あれ、あの人、私を見下してるのかもしれない…?」

彼らはちょっとした言動で、「あなたなんてどうでもいい」というメッセージを送ります。

人が集まれば集まるほど、このような人は現れるものです。

普通に接しても、何だかこの人は扱いにくいな…と感じられ、距離を置かれることがあります。

しかし、このタイプの人はそんなことを感じても、なかなか離れてくれません。

彼らにとっては、自分を優位に見せるための「見下し要員」が必要なのです。

自分の自己愛を満たすためならば、人をモノのように扱うことにためらいはありません。

彼らにとって、人は利用すべきモノなのです。

■ 自己愛が不健康な人の世界

自己愛が健康な人は、自分を愛し、他人も愛する「つながり」を大切にします。

彼らは共存し、協力し合うことを重視します。

仲間は愛する対象であり、身近な人を傷つけたりはしません。

しかし、自己愛が不健康な人(以下、自己愛者)は、自分を愛することも他人を愛することもできません。

彼らは孤立した世界観を持ち、自分の生存のために他人を下に見て安心しようとします。

彼らにとって、自分を優位にする情報は非常に重要です。

彼らは依存した相手を脱価値化し、自己陶酔的なエネルギーを得るために、現実から逃れるのです。

これはまるで麻薬中毒のようなものでしょう。

■ 虚構世界の補完

一般的に「自己愛が強い」とされる人々は、外見からは自信に満ちたように見えますが、

実際には本来の自信がなく、内面に空虚さを抱えています。

彼らは自己中心的で、現実とはかけ離れたイメージの中で自分を演出しています。

しかし、そのイメージは現実とは異なり、本来の自分を否定してしまいます。

優れた、美しい、特別な――これらはすべて虚像であり、本質的には自己愛者の中にある自分そのものです。

そして、自己愛者は、人をこの虚構の世界に引きずり込み、現実との境界を曖昧にしようとします。

そのために、周囲の人々が彼らをそのように扱えば、虚構が現実となります。

そもそも自己愛者には、人を尊重するという概念がありません。

彼らにとって他人は単なる道具であり、その役割は権威付けや奴隷、心のゴミ箱などです。

彼らは自分に欠けているものを補うために、他人を利用しているのです。

■ 「見下し要員」になってしまう人

よくコミュニティで、ちょっと浮いてしまう人っていると思います。

その人たちは、他の人との関係がちょっとずれていることに、

健全な人間関係を大切にしている人はすぐ気づくでしょう。

彼らはわがままで、傲慢で、自分勝手で、偉そうで、負けず嫌いで、自分のことばかりを考える人が多いです。

他人を利用するし、感謝もしないし、謝ることもしません。

そして、こんな噂話がコミュニティの中で広まります。「あの人、やっぱりそんな感じだよね」など。

その結果、彼らは孤立していくのです。

やがて、彼らは見下される立場になります。

彼らの傲慢さや自己中心的な性格が、彼ら自身の特徴として責められたり、彼らの良さが否定されることになります。

そもそも被害者体質の人たちは、生育歴の中で毒親の影響を強く受けたアダルトチルドレンであることが多いです。

そのため、大人になっても悪影響が残っています。

生育家庭で不健全な関係を学んでしまったため、他の人が避けるような関係を選んでしまう傾向があるのです。

ある女性が、自己愛者から、見下し要員として選ばれました。

自己愛者は、彼女を巧みに惑わせて取り込みに成功した後、それまでと180度態度を一変させてきました。

最初は優しく丁寧に、ひたすらお姫さま扱いして、彼女を信じ込ませることに成功したのです。

しかし、彼女を手に入れた途端、自己愛者は自分が優位であり、彼女が劣っているという認識を押し付けるために、

彼女を馬鹿にするような態度をとり始めました。

それまでは「何でも手伝ってあげるから、君は何もしなくていい」と言っていたのに、

態度が変わってからは、「出来ないのならやめた方がいいんじゃない?」と一転して突き放してきたのです。

更には、「どうせ出来ないんだから、黙って言うことを聞いて笑っていればいい」とまで言い放って、

彼女を挑発するのです。

自己愛者が過去の発言を、いきなり180度変えてくることはよくあることで、彼女はすっかり困惑してしまいました。

自己愛者は、過去の記憶や事実を勝手に改ざんし、自分の都合の良いように解釈し直し、

それを事実であるかのように押し付けてきます。

そのため、取り込まれた女性は、自分が何か悪いことをしたのではないかと思い込み、

ますます自己愛者に従属するようになっていきます。

■ 大切なのは、あなたを大切にしてくれる人との付き合い方

人間関係は、お互いを尊重し合い、同じ目線で支え合っていくことがとても大切です。

あなたを見下して軽んじたり、平気で傷付けるような人に、自分の時間や労力や、人生をささげる必要はありません。

あなたにふさわしい相手とは、あなたを大切にし、尊重してくれて、時には真摯に議論をしてくれて、

愛情を持って接してくれる人です。

そのような彼らとの付き合いが、あなたの人生にとって本当に価値のあるものとなるでしょう。

今を失ったらどうしよう、もう愛する人は見つからないかもしれない、などという将来への不安から、

自分を安く売ってはなりません。

自分を安く売ってしまうと、その先に待っているのは、今よりも、もっと悲惨な未来です。

自分を大切にするということは、他人を大切にすることと同じくらいとても重要です。

だからこそ、あなた自身も相手も、お互いを尊重し大切にするということはどのようなものなのかを、

常に考えながらコミュニケーションを取り、見下されたと少しでも感じたら、

その相手からは、距離を置くことを心掛けましょう。

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