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自己愛性人格障害者の理想タイプから分かること

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カウンセラーコラム#7

■自己愛性人格障害者が求める理想の相手とは

自己愛性人格障害者は「自分がいかに満足できるか」という欲望のみで行動します。

その欲を満たしてくれる最適な相手を探し求めています。

基本的に他人軸を持たないため、巻き込まれた人間は常に搾取され続けて消耗します。

経済的に消耗するパターンもあれば、精神的な消耗をするパターンもあり、

相手は知らず知らずのうちに自己愛性の毒に侵されてしまい、

逃げ遅れると人生を取り返せないところまで追いつめられます。

自己愛性人格障害者は、自分がいかに満足できるか、気分が良いかが思考の基本です。

よって、自己愛性人格障害者の欲求を一方的に満たしてくれる相手がターゲットとなります。

1/ 自己愛性人格障害者を常に立ててくれ、自分は前面に出ようとしない人

2/ 自己愛性人格障害者の傍に置いて自慢に出来る容姿である人

3/ 自己愛性人格障害者の良くも悪くも全てを受け入れてくれる人

4/ 自己愛性人格障害者がDVをしても離れていかない人

5/ 自己愛性人格障害者が裏で浮気をしても見て見ぬふりで受け入れてくれる人

6/ 自己愛性人格障害者の欠点は一切指摘せず、いつも笑って受け入れてくれる人

上に挙げた項目をみると、特徴的なのはその精神性の「幼児性」でしょう。

まるで幼い子供が「無償の愛」を欲しているかのようです。

後述しますが、自己愛性人格障害者の歪みの根本は「無償の愛」にあるとも言えます。

■自己愛性人格障害者と関わってしまうとどうなるのか

自己愛性人格障害者の人生とってもっとも重要なことは、

自分の欲求にいつも完璧に答え続けてくれる相手の存在です。

白雪姫の話に出てくる魔女のように、自己陶酔を満たしてくれる相手が必要なので、

無条件に引き立ててくれる相手や何でも受け入れてくれる相手を横に置きたがります。

不倫や浮気が絶えなかったり、常にとっかえひっかえするのはこの理由からです。

自己愛性人格障害者は相手に対して理想や要求をエスカレートさせていきますが、

当然相手も付き合いが長くなれば理想や要求がでてくるため、

双方に食い違いが出てくると途端に相手に不満を抱くようになります。

自己愛性人格障害者は人の評価が極端であり「良いか悪いか」しかありません。

そのため「悪」と判断すると相手を切る準備に入ります。

相手との関係を話し合いによって調整し妥協点を探るという視点は一切ありません。

常に自分軸しか持たない彼らは、自分にとってプラスになるのか否か。

そのため相手が気に入らなくなると相手をとっかえひっかえするのです。

気に入らなくなって相手を切ったときに自己陶酔が出来なくなるのは耐えられないため、

常に予備をいくつかスタンバイさせておくのがデフォルトです。

■自己愛性人格障害者にとって最適な相手

自己愛性人格障害者にとって人との関係は「支配と隷属」です。

相手にエサを撒いた結果、自分の思う通りに動かせると知るやいなや支配にかかります。

相手が反発することなく上手く取り込めたと確信すると満足します。

この支配が長く続くタイプの人は、一般的に自己肯定感が低い傾向にあります。

自己肯定感が低いため、自己愛性人格障害者に容易く依存してしまうのです。

1/ 自己愛性人格障害者は自分の行い全てを許して受け入れてくれる人を放さない

2/ 自己愛性人格障害者への忠誠心が強く、絶対服従をする

3/ 自己愛性人格障害者は簡単に裏切るが、相手が同じ裏切りをするのは許さない

4/ 自己愛性人格障害者の悪い面を指摘したり見たりしない

5/ 自己愛性人格障害者の決定に付き従い、決して意見を言わず常に賛成する

6/ 自己愛性人格障害者のニーズのみを受け入れ、自分のニーズは主張しない

7/ 自己愛性人格障害者の世話を黙って行い、度が過ぎた指摘は一切行わない

8/ 自己愛性人格障害者の責任を全て黙って引き受けて、感謝を求めない

9/ 自己愛性人格障害者のやりたいことを優先し、自分の予定を変えて付き従う

上に挙げたような相手ならば、自己愛性人格障害者は手放すことはありませんが、

相手も人の心を持つ人間ですから、次第に自分のニーズを主張したくなってきます。

そのときに自己愛性人格障害者が相手を「悪」と定めると、

キープの別の相手を昇格させ、常に自分を持ち上げる人間を絶やさないようにします。

悪質な例になると、更に支配を強める手段として浮気や不倫を繰り返し、

捨てられたくなかったら自分に尽くすことだと高圧的に迫ることもあります。

そうなると支配された相手の精神はボロボロに傷つけられてしまうでしょう。

■自己愛性人格障害者に取り込まれないために

自己愛性人格障害者の欲を満たし、自己陶酔の犠牲にならないためには、

自分の本心に問いかけ続けてみるのは非常に大切なことです。

一回だけではなく、疑問符が頭に浮かぶ毎に、自分の本心に問うてみましょう。

決して目を逸らしたり、自分の気持ちをごまかす理由に逃げないでください。

支配され取り込まれる人は、他の誰よりも人を傷つけることに敏感です。

だから支配を受け続けてしまう受動的なタイプでもあるのでしょう。

人の気持ちに敏感なのは充分長所なのです。

あなたのその長所を、あなたを大切にしてくれない相手に使うのではなく、

本当にあなたを大切にしてくれる人だけに使うべきなのですから。

自分に自分で嘘をつかず、まず自分自身を大切にする。

どうかこれだけを考えてみてください。

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