Scroll Top

人の心を蝕むモラハラの恐ろしさ

名称未設定のデザイン (4)

カウンセラーコラム#1

■豹変がデフォのモラハラ加害者

お付き合い開始、同居開始、結婚、出産…

人生のとあるタイミングから突然人が変わったように性格が変化した彼(彼女)。

自分を変えたのは私だと彼は言うのだけれど、

それまでは受け入れてくれていたことがいきなり否定されるようになった理由が分からない。

話しの流れから全否定されるだけならばまだいいが、

虫の居所が悪ければいきなりキレて無視が始まる。

そうなると何が悪かったのかすら知る術もなくそれを聞こうにも取り付く島もない。

ダメになった基準が良く分からないまま彼を怒らせたのは自分なのだとそう理解するより他の方法がない。

そうして自己否定を繰り返していく毎にどんどん自分に自信が持てなくなっていく。

本当に私が悪いのだろうか…

いつの間にか彼と私の立ち位置に大きな差がついているように感じてならない。

そして今日も彼はいつもと変わらず自分への賞賛を求めて自分の話を繰り返し、

私のことには一切興味も持たず話しを持ちかけても退屈そうに話を遮り、

自分の欲求さえ満たされたらそそくさと帰っていく。

こんなことが続く毎日で果たして私は幸せだと言えるのだろうか。。

彼との人生にこの先楽しい未来が見えそうもない。

■モラハラ加害者の特徴・23選

1/ モラハラ加害者は相手に平気で嘘をつく

モラハラ加害者は自己の肯定や保身のためなら躊躇なく嘘をつく。

しかし嘘をつく他人のことを平然と非難するダブルスタンダード。

自分がその場を取り繕うためならば嘘をつくことに躊躇がない。

2/ 気に入らない相手は無下に扱われて当然と考える

モラハラ加害者の機嫌を損ねたり居心地のよい環境を作れなかった相手は、

疎んじられても無下に扱われても当然と考え、

平気で相手の人権を傷つけるような精神的DVや隠れた浮気を繰り返す。

面倒になると意識的に相手から遠ざかり、

不遜な態度を取って関係を終わらせるように仕向けたりする。

相手ときちんと話し合って別れを告げるなど、相手を尊重したりすることは決してない。

3/ 自分への思いやりは要求するが相手の状況を思いやる発想は一切ない

モラハラ加害者の思考の中心にあるものは常に自分。

周りが自分を尊重するように感情に訴えて促そうとする。

それに呼応して相手を慮ったり、相手の状況に目を向けることは一切ない。

4/ 相手に反論の隙を一切与えない

自分に付き従わない者には0か100の極論で詰めてかかる。

相手が反論しようものなら言葉にかぶせるようにして圧力をかけ、

相手の反論を封じて黙らせるのが常。

5/ 相談を持ち掛けても自分の話を被せて封じてくる

人格者を装い相手の悩みを聞くふりはするが悩みを受け止めることは一切しない。

「それくらいよくあること」「自分はもっと大変だった」とすぐに持論を展開する。

いつの間にか相手の話に自分の話を被せて封じてしまう。

6/ 自分こそが正義であり相手を否定し逆にコントロールする

他者の意見は自己肯定感を損なう恐れがあるため一切聞き入れない。

自分以外は劣っているという優劣を明確にするために上から目線で相手を否定して立場を死守しようとする。

7/ 相手を過小評価することで、相手に劣等感や無力感を植えつける

上下関係を明確にすることで自分の立場を絶対的なものにする。

自分を脅かすであろう存在は徹底的に貶める。

自分より優れている者は意識的に遠ざける。

8/ 自分の価値観を相手に投げつけて見下す

同じ立ち位置で人間関係を構築できない。

自分と周りは上か下かの評価基準で判断する。

反抗心なく下に留めておけるものは重用し少しでも意見をしてきたり、

自分の立場を脅かすものは徹底的に貶めて遠ざける。

9/ 人格軽視の無視や恫喝を平気で行う

優秀な自分に迎合しない人間は攻撃されて当たり前という心理。

相手が一番困惑し許しを請うてくるような精神的圧力を加える。

そこには自分の考えを察して迎合すべきという傲慢な心理が見え隠れする。

モラハラに相手が困惑して許しを請うてくるまで何日でも平気で無視をする人格攻撃を躊躇なく行う。

何故そのようなことをするのかと相手が問うと

「それくらい考えたら分かるはず」と問題の核心は自ら告げることはない。

そこには「とにかく何事も自分には一切逆らうな」という意識が見え隠れしている。

10/ 異常な万能感を持ち周りを見下す

自分は聖人君子であるかのごとく社会的成功者と主張するエピソードを繰り返し語り続ける。

実際の周囲からの評価や判断とはかけ離れていることが多い。

実際の評価を知る由もないものには、特に尊大な自己評価を延々と語ることが多い。

周囲に大風呂敷を広げるが、実際の行動に繋がったり実績に繋がったりすることは稀である。

11/ 手段として同情や思いやりの「真似」をする

社会的弱者を助けるそぶりを見せることはある。

しかしそこから思惑通りの感謝や評価をもらえないことが分かると、

手のひらを返したように冷遇し飽きたからといきなり突き放すこともよくある。

12/ 常に自分のことしか眼中にない

建前では相手のことを心配しているように装っているが、

その根底には常に自分の思惑通りに進むような誘導がなされている。

13/ 自己愛性モラハラは人格者を装いたがる

自分は賞賛されるべき人間だとする過去エピソードを壊れたレコードのように常に語っている。

要するに基本的に自分語り。

常に自分を賞賛してくれる相手を探し求めているため、

人間関係が成長することはなく安定もしない。

継続する人間関係は常に相手の我慢によって維持されている。

14/ 優越感に浸るために見下せる他者を必要とする

基本的に自分より優れた立場にある人間を良しとしない。

自分との比較で優劣や上下をつけやすい人間を傍に置きたがる性質。

他人や相手の成功は自分の優越感を貶めるため受け入れたり認めることはない。

15/ 自分の居心地が良さを要求するが相手の状況は考慮しない

基本的に自分主観しか持たない。

人に興味がないため相手の感情に配慮したり相手の気持ちを察することが出来ない。

人への興味は自分へのメリットがイコールになるときのみ。

16/ 「こちらのこともわかってほしい」は通じない

自分が居心地がよい状態がどうであるかしか考えられない。

相手にとっての状況を察したり考えたりする思考回路は元々欠損している。

17/ 嘘やでまかせで期待させ相手をコントロールしようとする

その場の雰囲気さえよければいいという刹那的な考え方。

口から出まかせなのでその時の約束をのちに守れなくなるが、

それが相手に与える影響などは一切考えていない。

期待している相手の気持ちを察することはないしそもそも思いやる心を持たない。

18/ 優先するのは常に『自分』

自分主観しか持たないため自分以外のことを考える頭をそもそも持たない。

19/ 優越感に浸るために配下に置ける相手を必要とする

自分にとって居心地が良い状況をキープするために、

意のままに操り自分にストレスを与えてこない相手を探す術には長けている。

20/ 基本的にその場しのぎであり機嫌一つで大風呂敷を広げる

自分の優越感を満たすためにその場が盛り上がるような甘言を言うが、

発した言葉についての責任を持つことはない。

相手からそのことについて問われると責められたと思い込み平気で相手を傷つける発言を吐く。

21/ 一見「良い人」に見える

外見やスペックを常に気にする。

内面に目を向けることはない。

ブランドやステータスや学歴で人を比較する権威主義。

22/ 相手の優れた面は無価値化しようとする

自尊心を傷つけられると思い込むと突如相手とのコミュニケーションを拒絶したりする。

相手が困惑してストレスを感じると極論を投げつけ相手が自分に迎合するように仕向ける。

23/ モラハラ加害者の相手への攻撃は、最初は暴力を伴わない

モラハラ加害者は常に外から見える自分を気にしている。

相手を自分の完全コントロール下に置くまでは相手への攻撃は身体精神共に一切行わない。

寧ろ相手を思いやるような素振りさえ見せる。

Related Posts