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誰かがいないと不安?恋愛依存症の心の闇

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【支配】誰かがいないと不安?恋愛依存症の心の闇【執着】

世の中には辛い恋愛にはまり込んでしまい、その中に自己価値を見出そうとして深みにはまり、辛くなっても抜け出せず苦しんでいる人は多く、それにまつわるご相談を多く受けています。

やっと辛い恋愛を終わりに出来たと思ったのに、次も同じような人を好きになってしまって、また辛い恋愛の繰り返しになってしまった。

どうして私は幸せな恋愛ができないのだろうか。

幸せになりたくて次から次へと相手を求めてしまう。

恋愛で傷ついて喧嘩して失ってを繰り返すたびに、自分は本当に価値がないと自己否定するのが辛い。

失敗を取り返すようにまた相手を探してしまう。

ひとりでいる時間が寂しくて怖くて焦ってしまって、衝動的な恋愛に走りがちだからダメなのかな。

分かっているけれどひとりが辛いから止められない。

出会った人が悪かったのか。

好きになった私が悪かったのか。

それとも恋愛に求めたものが大きすぎたのか、きっと私自身の問題なのだろうけれど、それがなにかが分からないことが一番苦しい。

この動画では恋愛に傾倒し依存しがちな方たちの、パターンと心の闇について解説していきます。

あなたはどのパターンに当てはまりますか?

■恋愛依存症の主なパターン

恋愛依存症は大きく分けて二つのパターンがあります。

一般的なのは「共依存」「回避依存」でしょう。

「共依存」とは自分のことはなおざりにして、相手の問題に傾倒する自分に価値を見出そうとして、相手に過度に依存している状態を指します。

「回避依存」とは相手に依存して利を得ようとしますが、相手が尽くせば尽くすほど失うことが怖くなります。

自己肯定感の低さから常に不安を抱えていて、どうせ壊れるならば失う前に壊してしまえばいい。

関係を高める考えはなく相手はモノと捉えています。

来る者は拒まず去る者は追わずが持論です。

この相反する恋愛依存症の二つのタイプは、鍵と鍵穴のようにお互い強く惹かれ合います。

この二つのパターンは決して相性が良くはなく、急速にお互いに惹かれ合うものの、極端な依存が噛み合わず傷つけ合ってしまい、最後は絶縁の形で破綻することが非常に多いです。

■「共依存」の特徴

1/ 自分が必要とされないと不安になる

「人に必要とされる=生きる価値がある自分」

「必要とされるために相手より上に立とうとする」

自分の存在価値は人に証明してもらうものであって、自己価値は見出せないという思い込みを持っています。

生育歴で親からありのままを認めてもらえなかった。

自己肯定感が低いタイプか、逆に親が過干渉で自分を特別な人間と思い込む、自己陶酔型タイプかもしれません。

前者は個人にダメージが集中しますが、後者はコミュニティーに被害が及ぶことがあります。

2/ 人の救済者になりたがる

人の救済者になりたがる=自己陶酔感を得たい。

と、いう図式が気持ちの根底にあるのでしょう。

要は自分の満足のために人に干渉していくのです。

純粋に相手のために干渉しているのではありません。

メンタルが弱い人や様々な依存症に苦しんでいる人や、仕事やプライベートにトラブルを抱えている人など。

周りから見て助け甲斐があり支配できそうな人を、依存の対象として巧みに近づいていきます。

しかし自分の思惑通りに救済できなかったり、相手が思う通りの行動をとらなかったりした場合。

手のひらを返して相手のせいにして突き放したり、相手を嫌悪して被害者意識を強めて攻撃したり。

周りに自分の正当性を訴えて同情を集めたりします。

3/ 対象者を放っておけない

共依存者は自分をなおざりに後回しにします。

自分の弱さを隠すために人に執着して依存し、救済者になりたがるのが特徴です。

「自分の幸せよりも相手の幸せ」という建前から、相手に自分を投影させて理想を実現しようとします。

「相手を幸せにさせることで自らも幸せになる」

これは理想的な相互依存の形といえますが、その場合は与えるものに見返りを求めないこと。

自分が人に与えられるだけの心の幸せがあり、自分自身に不安がないことが大前提となります。

相手に自分の姿を映し出す鏡を求めてはなりません。

4/ 現実を直視出来ない

自他の境界が全く無いか若しくはグレーになっていて、自己都合で境界を勝手に動かしてしまいがちです。

理想主義で現実を直視するのが怖いため、その時々で概念を捻じ曲げて解釈してしまい、自分の解釈に異を唱える人間を攻撃します。

■「回避依存」の特徴

1/ 独裁者として支配したがる

自分の思う通りにならないと不安になってしまうため、相手をコントロールするために命令口調が多くなります。

相手の行動が気になってしまうため常に監視したり、自分の守備範囲外のことをしようとする相手には、否定的なことを言って止めさせようとします。

モラハラやDVをするのも回避依存者の特徴です。

不安から相手の行動は全て許可制にして支配します。

相手に価値のない人間だと思い込ませることで、自分から離れられないように仕向けるのが特徴です。

2/ 相手は搾取の対象でしかない

相手にはあれこれと要求をして困らせますが、相手からの要求は頭ごなしに拒否をします。

お願いするときだけは下出に出たりしますが、してもらったことに感謝を感じることはありません。

褒めると調子に乗ると本気で思っています。

誠意や情などの曖昧な精神論を巧みに使い、被害者意識を出して自分の要求を通そうとします。

使う側と使われる側という人間関係でしかなく、自分は得る側で相手は搾取する側というスタンスです。

3/ 自意識過剰なナルシスト

過干渉な親から特別な人間と思い込まされているため、精神的な未熟さや幼児性を感じる部分があります。

気分を害したり自分の思う通りにいかないと、無視や攻撃というモラハラをすることがよくあります。

無意識的に相手を傷つけるような物言いをします。

少しでも意見されたり持論と異なることを言われると、全て自分への攻撃と変換して捉えます。

ナイーブではなく心の器の問題であることが多いです。

自分は特別な人間であると思い込んでいるため、褒めてくれる相手には甘いが、批判や意見には総攻撃するという特徴があります。

幼稚性のある自己愛の世界に留まったままで、人は自分のための都合の良いコマであり、尊重すべき人間という意識を持つことが出来ません。

共感性の欠如があるため人の気持ちがわかりません。

4/ 気に入らないことからは逃げ出す

モラルは自分の気持ち次第であり束縛を嫌いますから、嘘や不倫など人を裏切る行為に罪悪感を持ちません。

本心を言うことをしませんし探られることを嫌います。

共感性がないので気持ちの表現が苦手だからです。

感情という不確定要素が何より苦手なので、面倒と感じると壊れる前に壊してしまいたくなります。

かといって壊れて失ってしまう寂しさは、回避依存者にとっては辛く不安でしかないので、保険のように次の相手をキープしていたり、今の相手を無情に切り捨てて次の相手を探します。

■共依存者と回避依存者の恋愛

1/ 相反するお互いに魅かれ合う

回避依存者「この人は私にとって利がある人だ」

共依存者「この人は私が守ってあげるべき」

共依存者は回避依存者の強力なパワーと、上辺だけの魅力的な言葉に魅かれて取り込まれます。

回避依存者は共依存者の弱さに付け込んで近づき、支配従属関係を作るためにコントロールしようとします。

2/ 相反するからこそ急激に惹き合う

回避依存者 「これで一人じゃないし搾取もできる」

共依存者 「あなたを救えるのは誰でもない私だけ」

共依存者は相手だけのヒーローになりたがります。

自分を必要としてくれる充足感で安心を得たいのです。

孤独や不安から開放され求められることで安心します。

回避依存者は弱い共依存者を誘惑して、搾取するためにコントロールをしようと近づきます。

3/ 過剰に求め合って精神的に追い詰められる

回避依存者「好きならばこれくらいやれるでしょう?」

共依存者「尽くしても要求ばかりで認めてもらえない」

共依存者は強くなる要求と支配欲に苦しくなりますが、見捨てられることを恐れて現実から目を背けます。

回避依存者は過剰な依存から束縛されることを嫌い、支配が上手くいかないと逃げる準備を開始します。

4/ 関係が壊れ始めると同時にモラハラが始まる

共依存者「尽くしても報われないし分かってもらえない」

回避依存者「搾取できない相手からは逃げたい一心」

共依存者はこれまで相手に尽くしてきたことを、全て否定された気持ちになり攻撃的になります。

相手から見捨てられる不安が恐怖に変わります。

回避依存者は関係が完全破綻する前に、次のターゲットを探して相手から離れようとします。

5/ 相手を変えて同じ人間関係のループとなる

共依存者「次は失敗したくないし不安になりたくない」

回避依存者「楽に搾取できる人間を早く探したい」

不安から依存し執着し続ける共依存者と、嫌なものはスパッと斬って捨てたい回避依存者。

その関係は意外と簡単に終わりを告げます。

回避依存者があまりにも冷酷な斬り方をするからです。

不安を超える斬られ方をされた共依存者は、自己否定が耐えられなくなって関係から離れます。

回避依存者も共依存者もベースの不安は増えるため、その不安を埋めるために刹那的な恋愛を求めます。

そのようにして問題の根幹に気付かずに、同じような人間関係のループを延々と辿るため、次の人間関係でも同じかそれ以上のトラブルを、引き起こすのは間違いありません。

一旦立ち止まり自身を振り返り内省する行動は、自己否定に繋がるため行われることはありません。

見直すきっかけがあれば期待できるかもしれませんが、人は変わらないので諦めるのがお互いのためでしょう…。

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