自分本位すぎて人の気持ちが分からない
「それ買いに行こう」
「一緒に旅行へ行こう」
「興味があるので説明して欲しい」
「やりたいから仲間に入れて欲しい」
こんな感じの、出まかせなその場限りの約束や聞こえの良い言葉を、良く口にする性質の人がいます。
そのとき自分の機嫌が良かったり、なにか叶えたい欲望を秘めているときなど、
息を吐くように、やりもしないことを言ったり、出来ない約束をするのです。
そんな口先だけの言葉ですから、当然本人は時間が経つとすぐに忘れます。
口先だけの約束とは思っていなかった相手が、
話をまともに受け留めてしまうと、のちに裏切られて馬鹿をみるわけです。
そんなことを繰り返していれば、周りから見切られてそっぽを向かれてしまいますし、
なによりも信用を失ってしまうのは当たり前のことです。
彼らはそんな状況に置かれると、必ずこう捉えます。
「相手が自分を避ける、仲間に入れて貰えない。原因が分からないし悲しい。」
そうです。自分は思い当たる原因もなく、悪くもないと思っているため、
いつでも被害者の立ち位置でモノを語るわけです、とても恐ろしいですね。
初見の人は、彼らの被害者意識満点の身の上話を聞いて気の毒に思い、更に口先で騙されるわけです。
こんな恐ろしい巻き込み事故はありません。
そう、彼らの正体は自己愛者。
病的に共感性を持たないため、
口先だけの言葉が人を傷つけたり、相手に迷惑をかけるかもしれないと思い至れないのです。
彼らの共感性のなさは異常なのですぐ分かるでしょう。
おかしなまでに自分のことしか語りませんし、相手のことに興味を持ちません。
相手の言動不一致が気になりだしたら、
あまり猶予を持たせず、自分の直感に従って距離を置いたほうが身のためです。