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2025/1/31★不同意性交に時効はない

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強欲は人を傷つける

不同意性交についての告発が相次いでいます。

中居氏問題の余波を受けた告発合戦という側面もあるのでしょうけれど、

事実ならばこうして告発することに時効はないと考えます。

刑事告訴ならば強制わいせつ罪。この時効は12年ですので、この問題が2015年ならば、時効成立していませんね。

事実かどうかは、告発された本人がこうして内容を是認しています。

素直に認めることは悪くないのですが、なぜ自身のYouTube動画で出すのかは意味わからないですね…。

これは芸能界のみならず、一般社会でも同様の流れになってきています。

私のところでよくご相談いただくのは、カップルの別れ際に性的暴行を受けたというものです。

夫婦間でも不同意性交罪は成立しますから、それに近い事案もいくつかあります。

最近特に悪質だと感じたのは、独身女性と既婚男性という不倫カップルで、

女性が無理やり男性からハードプレイを強要され、体を傷つけられたトラウマからPTSDを患ってしまったもの。

マッチングアプリで知り合った男性と仲良くなり、飲みに行ったところなぜか泥酔してしまった。

朝になり気が付くとラブホテルにいて、一緒に居たはずの相手男性は影も形もなく連絡もつかない。

性的暴行を受けた痕跡だけが残っていた。女性はのちに性病を発症したというもの。

年子を二人も抱えた妻は、どうしても妊娠したくなかったので、

夫に避妊をお願いすると渋々ゴムを着けてくれたが、のちに妻の妊娠が発覚。

夫を問い詰めると、途中でゴムを外していたことを告白。

妻は堕胎を選択した。

これは刑事告訴すれば傷害罪にも該当する事案です。

これらはいずれも非常に悪質なものです。

男性の性欲のはけ口にされている女性、という確定した構図が見えてきます。

人間の三大欲求と呼ばれる食欲も睡眠欲も、

自身の行動で満たすことができますが、性欲だけはセルフだけとはいかない部分もあるでしょう。

しかし強欲がすぎると、

相手の気持ちを確認する過程を「故意」に飛ばして、自身の欲求だけを解消しようとする傲慢さが萌芽します。

こうして欲求を晴らして勝手に賢者になる男性と、

意に沿わないことをされて心身ともに傷ついてしまう女性が生まれてしまうのです。

「そんな昔のことをなぜ今さら?売名じゃないのか」

「そもそもご飯を食べに行く方が悪い」

「女性だからといって拒否できないわけじゃないだろう?」

男性諸氏からこんな声が聞こえるのは本当に遺憾です。

ポジショントークだとしても許されません。

自分が女性の立場に立てば分かるのかもしれませんね。

同性愛ゴリマッチョに力ずくで後ろから犯されるシーンを想像してみてください。

痛みを知れば思い知ることができますか?

女性にどんなに強さがあったとしても、

抵抗したら何をされるのか分からないと思えば、諦めてその場をやり過ごすことも立派な防御法のひとつです。

犯されても殺されなければサバイブです。

良い関係を構築できそうと前向きな性善説で行動する人は、相手が悪質者であることなど前提に置きません。

人間関係を性悪説でとらえていたら、コミュニケーションなど不可能でしょう。

また、なぜ今さら告発なのか?という問いは明確です。

日本社会が女性への性的暴行について寛容すぎるからです。

特に昭和世代は、男性のセクハラを甘く見過ぎていましたし、それを告発した方が叩かれるという暗黒時代でした。

現に性的暴行に関して、司法や行政は前例主義から甘い裁定が下される傾向にあります。

こと行政に関しては「あなた(女性)も脇が甘かったのでは?」という言葉を平気で出してきます。

社会が女性の人権を尊重しない傾向にあるのに、

その場での告発や告訴が、被害を受けた女性にとってどれだけ重くて辛いものか想像したことがあるでしょうか?

相手の立場に立った想像力や共感力、これに尽きるでしょう。

しかし、そもそもこれがあったならば、昨今の不同意性交問題は起きていないのかもしれませんね。

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