居場所が無いと不安を覚える人
極度な寂しがり屋で、近くに自分の理解者を置いておかなければ不安に押し潰されてしまいそうな人。
自分は誰にも理解されないのではないか、という漠然な焦燥感を抱えて、ひとり孤独を募らせている人。
人との関係性を長い目で見ることが出来ず、短絡的にすぐ切って捨ててを繰り返し、結果ひとりになってしまうと自分は見捨てられた被害者であると思い込む人。
こんな思考を持つ「毒親育ち」。
彼らが自分の居場所が無いことや、失うことを極度に恐れてしまうのは、
生育歴で家庭に自分の居場所がなかったから。
子供の心の拠り所となる大人(親)の存在のことを、子供の安全基地と称します。
生育歴の中で、安全基地があって心が守られてきた人は、自分の居場所に特段こだわりを持たない。
しかし、生育歴の中で安全基地を持たなかった人は、
自宅はあっても心の居場所がないために、不安や焦燥感に駆られてしまいやすい。
そのため、やっと見つけた居場所と思えた場所が、たとえどんなに劣悪な場所だったとしても、
その居場所を失うわけにはいかないと感じて執着してしまう。
また居場所がなくなってしまう恐れや怖さを過剰に持ってしまうためだ。