親と会うと現れる精神症状とは
毒親育ち(アダルトチルドレン)は、
毒親から与えられるストレスに苦しみながらも、
毒親から求められると予定を繰り上げしてでも無理に応じようとする。
それはひとえに、毒親育ちが満たされてこなかった「無償の愛」をもらいたくて、
何度も報われない経験があっても期待が溢れ出てしまうから。
小さいころからずっと、親には分かってほしい、愛してほしい、と願い続けている。
それが現実では報われないことだと分かってはいても。
なんともいじらしい切なる願いであるし、傍で見ていると切なく痛々しく感じてしまう。
しかし毒親育ちは、毒親に対応すると精神的な不調を訴える人が多い。
その原因として、毒親から愚痴を聞かされたり、
不機嫌な態度を露骨に取られたり、洗脳されたりと様々な理由がある。
ただ、たとえ何かがなくとも、
毒親といるだけで不安から過緊張となり、トラウマ反応を起こすことは珍しくない。
そのため、毒親と会うとドッと疲れてしまったり、
不安感や孤独感を強く感じるようになったり、意味もなくメンタルが落ちたりする。
毒親に期待することすらなくなり、感情すら感じなくなると、不調の感覚すらないことも多いが、
年を重ねていくと感情が不安定になり、メンタルの不調がドッと出てくることも多い。
自分を守るためにも、毒親とは距離をしっかり置いて生活することは非常に大事だとつくづく思う。