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不倫相手に浮気をされ続けた独身女性

 

独身女性・40歳、会社員

交際中の既婚男性・55歳、自営業、結婚12年

不倫交際5年目

 

■交際当初から複数女性と浮気していた

「家庭は上手くいっていない」

「妻との関係は冷え切っている」

「別れ話もしているし家庭内別居状態」

と事あるごとに話していた既婚男性。

 

男性は週の半分以上女性のために時間を割いてくれるため、

二人はシティホテルや女性の自宅で逢瀬を繰り返してきました。

 

「妻とは結婚してまもなくからずっとセックスレスだった」と聞かされて、

ゆくゆくは女性と一緒に生活をしたい夢まで語っていた男性。

 

そんな不倫交際も4年目に突入し週の半分以上一緒に過ごしていました。

男性は女性宅に宿泊することもあったため、

二人の関係は一生続くのだろうという確信まであったのです。

 

そんなある日女性のスマホにSMSが届きました。

「彼と別れてください」

「彼とは5年前から交際を続けている」

「彼からあなたが別れてくれなくて困っていると聞いている」

という驚くようなメッセージでした。

 

そしてそのメッセージの差出人は男性の妻ではなかったのです。

なんと男性の恋人を名乗る女性でした。

 

実は女性が男性と知り合う一年前以上も前から、

差出人の女性は男性と不倫関係にあったそうです。

 

男性の妻から別れて欲しいと言われるだろうことは、

いつかあることかもしれないという覚悟はあったのですが、

まさか自分と同じ立場の女性から言われるとは夢にも思っていませんでした。

 

男性と付き合い始めてから5年間もの間、

頻繁にデートを重ねてきた男性を少しも疑うことはありませんでした。

 

不倫交際なりに女性も嫉妬や葛藤や不安の中で自分を奮い立たせながら、

ひたすら男性を信じて辛い交際を続けてきたのです。

 

交際中全て順風満帆に過ごしてきたわけではなく、

モラハラを感じるところも多々あり不安を感じることも多かったのですが、

自分にはワガママな素を見せてくれているのだと受容し飲み込んできました。

 

不倫恋愛が故の立場の弱さが大きく影響してはいましたが、

女性はそれだけ男性との人生を真剣に考えてきたのです。

 

しかし第三の女性の存在が明らかとなり、

そのことを問い詰めると「それが嫌なら(交際を)止めたらいい」と開き直る始末。

女性は男性の全てが信じられなくなってしまいました。

 

男性は二股を認めもせず謝罪もせず話し合いすら拒否をして、

挙句の果てにはメッセージを送っても既読無視を決め込む始末。

 

これではまるで女性が裏切りを働いたような構図でしょう。

男性は女性の気持ちを無下に踏みにじる行為をしたも同然です。

 

女性は男性の豹変ぶりに精神的に疲れ果て遂に愛想が尽きてしまい、

悩み抜いたあげく男性に自ら別れを告げました。

 

男性は最後まで謝罪することもなく話し合いすら拒否し続けて、

女性がダメなら次の女性をと古い物を捨てて新しい物を買い直すかのように、

平然とマッチングアプリで女性を物色していたそうです。

 

恐らくメッセージを送ってきた女性と付き合っていた時も同様に、

関係に飽きると新しい女性を物色するを繰り返し、

快楽という刺激を求めて複数女性を交際をし続けてきたのでしょう。

 

既婚である男性の状況を自分なりに受け入れて、

自らの希望や欲求を封印して尽くしてきたつもりだった女性。

 

自分の一体何がいけなくて浮気をされたのか、

交際当初から最後まで二股を掛けられ続けたのか、

話し合いを拒否した男性からは理由すら聞くことが出来ず。

 

別れて数カ月が経過した今もなお、

自己肯定感を傷付けられた女性は人間不信となり立ち直れなくなりました。

そして不倫を重ねてきてしまった浅はかな自分を許せないでいます。

 

 

■自分のことをまず自分自身が大切にする

前述の女性のような辛い恋愛を選択してしまう傾向には共通点があります。

いわゆる「ダメンズ」ばかりを好きになってしまいがちな人は、

端的に言ってしまうと「常に自分を大切にしていない」のです。

 

なぜ自分のことを大切に出来なかったのでしょうか?

それには過去の生育歴や恋愛遍歴などにヒントが隠されていることがあります。

 

自分に嫌いな部分が多くいつも自己否定をしていたり、

自信のなさから自分の気持ちを封印して相手に合わせてばかりいると、

それを利用しようとするズルい男しか寄ってこなくなります。

 

相手に対していつも下手に出たり何もかも相手優先で考えたり、

捨てられたくないという思いから嫌なことでもつい合わせてしまう。

 

優位な立場に立っていることは相手も気が付きますから、

立場の差を利用して下手に見たりモラハラもいとわないようになり、

「都合のいい女」として雑に扱い始めます。

 

ズルい男性ほど征服した女性には魅力を感じなくなりますから、

次から次へと刺激的な女性を求めてエンドレスに浮気を繰り返します。

このような男性は一種依存症な側面があり性質が変わることはありません。

 

良くも「悪くも」自分はこれで良いのだという自己肯定感や、

自分には自分なりの価値があるという自己価値を高めていくことで、

裏切られたり騙されたりという辛い恋愛には巻き込まれにくくなるでしょう。