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置き去りモラハラは立派な犯罪行為です

 

複数事例のため割愛

 

■故意による置き去りは卑劣な行為

パートナーとドライブしている最中に、ふとしたきっかけから相手が不機嫌になってしまい。

怒って車から降ろされてそのまま置いていかれたり。

高速道路のPAに降りてそのまま先へ行かれたり。

ダムのあるような山の中に夜中置いていかれたり。

怒りから荒い運転をされて怖い思いをしたり。

 

DVやモラハラのご相談のお話しを聞いていると、パートナーから置き去りの被害を受けた方は、実はかなり多かったという事実に驚いています。

そして私自身も元夫から置き去りにされた過去があります。

これまで自分の経験はレアケースだと思っていたのですが、そうではなかったと知って日々心を痛めています。

 

「置き去り」は相手のモラハラ気質を見極めるうえで、指標になるチェックすべき行為だと考えています。

いくら嫌なことがあったからとはいえ、出先で相手を置き去りにするという大人気ない行動は、それをする人間の本質をよく表していると言えるでしょう。

 

嫌なことから自分勝手に逃げてしまう行動を抑制できず、相手のことを考えずにその場から立ち去る行動が何度も何度も繰り返されるのならば。

その人はモラハラ者であると警戒して、出来るだけ距離を置くことをお勧めします…

 

これからお話しする置き去りモラハラ事例は、全てノンフィクションで事実を確認しているものです。

一歩間違えれば事件になった可能性があるものばかりで、過去に似た経験をしたことがある方は、視聴に精神的苦痛を感じてしまうかもしれません。

お気持ちの許す範囲で無理のないようご視聴ください。

 

 

Case1・ドライブデート中に高速道路で起きた悲劇

普段からモラハラ行為があり喧嘩が絶えなかった私達。

彼からの誘いでドライブに行った時のこと。

ドライブ前日に些細なきっかけで言い合いになり、午前2時まで電話で理詰めされて当日私は寝不足でした。

それでもドライブへ行ったのは断ったら怒られるからです。

 

彼の車の助手席に座って高速道路を移動中、睡魔に襲われた私は彼の話をスルーしてしまったようです。

気が付くと彼はイライラしながら荒い運転をしていました。

かなりのスピードを出すだけでなく車間を詰めていて、怖かったため少し落ち着くように言ったところ、彼は黙ってその先のサービスエリアに車を停めました。

 

落ち着いてくれたようで安心してトイレに行くと告げ、車を降りてトイレのついでに飲み物を買って戻ってくると、彼と車が駐車場から消えていなくなっていたのです。

財布だけ持って降りたので焦って近辺を見まわしましたが、探しても彼の車を見つけることは出来ませんでした。

 

仕方なく公衆電話から彼の携帯に電話をしたところ、「車を降りたから帰ったのかと思った」と普通に話す彼。

降りる際トイレに行くと伝えていましたし、財布だけ持って出て鞄も携帯も車の中ですから、状況を見れば帰ったのではないことは分かるはずです。

私は彼に置き去り行為をされたのだと確信しました。

 

財布だけで帰るわけにもいきませんから、サービスエリアまで戻ってきてほしいとお願いしました。

すると彼は「おまえがこっちに来るべき」と言うのです。

公共交通機関があれば別ですがここは高速道路上です。

バスも鉄道もないから移動が出来ないと伝えると、彼は「じゃ無理だね」と電話を切ってしまいました。

 

結局彼はそのまま行ってしまったようで連絡もつかず、私は高速バスに乗り最寄り駅へ移動して帰宅しました。

すると私の自宅の玄関の前にバッグが置いてあります。

見ると彼の車の中に置いていた私の私物でした。

バツが悪かったのか私の私物を置いていったようです。

タイミングが悪ければ悪い人が盗っていきかねないのに。

 

それから一週間ほどして彼からメールが来ました。

驚くことに置き去りには一切触れられていないのです。

言いたいことはありましたが怒られるのが怖いので、私も何事もなかったように普通の会話をしました。

 

思い返すとこれまでも似たことをされてきた気がします。

こんな状態で交際を続けるのが怖くなってしまいました…。

 

Case2 山の中で置き去りにされて警察沙汰に

夫は登山が趣味でいつも登山仲間と山へ出かけていました。

その仲間が怪我をきっかけに登山を止めてしまい、やむなく夫は私を山へ誘うようになったのです。

私は登山未経験ですし好きでもありませんでしたが、これを機に趣味に出来るかなと考えていました。

 

ある日トレーニングで近所の低山へ行った時のこと。

登る時間が遅くて下山が夕方になってしまいました。

夫は焦ったのかスピードを上げて歩くので追いつけず、少しゆっくり歩いてもらえるようにお願いをしました。

すると夫は突然キレ出して走って行ってしまったのです。

 

慌てて追いかけましたが付いていくことが出来ず、そのまま夫の姿は視界から消えてしまいました。

そもそも夫に付いて登ったのでルートも知らず、どの道を進めばよいのか分からなくなってしまいました。

夫が戻ってきてくれるのを期待して待っていましたが、夫が戻る様子もなく陽は沈み付近は真っ暗になったのです。

 

ライトすら持っていなかったため怖くなってしまい、辛うじて電波がつながる携帯で夫に電話しましたが、夫は呼び出しに気が付かなかったのか繋がらず、パニックになった私は110番通報をしてしまいました。

 

携帯のGPSから警察に誘導されて降りていくと、なんと登山口には夫の姿があるではないですか。

泣きながら降りてきた私を見て夫は「遅い!」と一言。

そこに誘導してくれた警察が駆け付けてきました。

 

警察は置き去り行為をした夫を厳重注意したのですが、警察が帰ったあと私は夫から激怒されてしまいました。

私の歩きが遅すぎて陽が暮れてしまったことと、私が警察を呼んだことが気に入らなかったようです…

 

 

Case3 海外の見知らぬ土地で置き去りにされる

これはカウンセラーが実際に経験したエピソードです。

このエピソードが離婚の直接原因ではありませんが、こんなモラハラが積み重なり信頼が消えていきました。

モラハラは確実に人の信じる心を蝕んでいきます。

 

私が夫の仕事でニューヨークへ同行したときのこと。

ホテルにチェックインしたあと移動で寝不足のまま、ブロードウェーミュージカルを観に行ったのです。

演劇好きの夫は楽しく観ていたようですが、私は分からない英語もあり途中から眠気に襲われます。

それでも最後まで真剣に観ていたつもりでした。

 

ホテルに戻った夫はいきなり不機嫌をぶつけてきます。

理由を聞いたのですが夫はハッキリ言わないのです。

「自分の胸に手を当てて良く考えろ」と言われましたが、喧嘩をしたわけでもなく怒らせるようなことをした記憶もないのでしばらく放置していました。

 

私が夫に気を遣わないのが気に入らないのでしょう。

夫はベッドに横になっていた私のスーツケースを、壁に投げつけ中身を散らかしたのです。

突然意味も分からず荷物を集めながら理由を尋ねると、「折角ミュージカルを観ているのに居眠りして!」と、私の荷物を投げながら怒鳴りつけたのです。

 

確かにミュージカルを観ながら眠くなった私も悪いのです。

しかしあからさまに居眠りをしたわけではなく、睡魔と戦いながらも最後まで観ていたつもりでした。

夫は真剣みのない私の態度が気に入らないのでしょう。

だからといってモラハラが許されるはずはありません。

 

荷物を投げつけながら怒りが収まらなくなった夫は、私を部屋の外へ追い出して鍵をかけてしまいました。

鞄も財布も携帯もなく裸足のまま追い出されたわけです。

玄関の前に立って入れてくれるのを待っていましたが、30分待っても入れてもらえなかったため、フロントへ行き新しい鍵を出してもらいました。

 

部屋に入ると夫は不貞腐れてベッドで寝ていました。

新しい鍵で入ってきた私を見ても無視をして、荷物をまとめて一人で出て行ってしまいました。

夫の仕事で来た海外で置き去りにされたわけです。

アメリカに入国した当日の出来事でした。

 

結局夫はその後3時間ほどで戻ってきましたが、

私を裸足のまま部屋の外へ追い出したことも。

スーツケースを投げて荷物を散らかしたことも。

3時間放置されたことについても謝罪すらなく、気分を害されたから罰を与えるのは当然のことだと、逆に夫から謝罪するよう求められたのでした…

 

 

■気分を害されたら不機嫌をぶつけるという精神の幼児性

いずれのケースも置き去りのタイミングが悪ければ、事件に発展する可能性もあるような怖い事例ばかりで、置き去りを軽々しくやることに驚愕してしまいます。

モラハラやDVのご相談を受けていると、かなりの確率で置き去り被害の話が聞かれます。

 

置き去り行為の先を見据えられない思考の幼児性。

機嫌ひとつで相手を困らせて良いという未熟な精神性。

置き去りになった相手の気持ちを考えない自己中心性。

自分の機嫌を相手に取るように求める身勝手さ。

その根底にあるものは自己愛者のモラハラ気質です。

 

また置き去りは誰にでも行うわけではありません。

その行為によって相手を支配しコントロールできると、確信した相手にだけこれらの行為を行うのが特徴です。

 

モラハラが自分の利に繋がる意識があるのでしょう。

そして置き去り行為自体モラハラとは思っていません。

本気で相手は自分の機嫌を取るべきと考えています。

 

私のケースはその後色々重なって離婚に至りましたし、その前の二つのケースも相手とは縁が切れています。

モラハラをされた相手と一緒に居続けることは、それら行為を許し受け入れたと同じことになります。

 

これらの行為について慰謝料を請求しようとしても、その後も一緒に過ごしている事実が証明されると、許したと受け取られ問題にされないケースが多いです。

我慢しても自己愛の相手が改心することはありませんし、我慢が限界にきて相手を訴えても慰謝は受けられません。

我慢をした時間が無駄だったと悟る結果となるでしょう。

 

また置き去り行為は立派なモラハラであり犯罪です。

これらの行為を民事事件として訴えることで、少額ですが損害賠償を取れるかもしれません。

精神的DVとして離婚を申し立てることも可能です。

刑事事件としては監禁罪が成立する可能性があります。

人を一定の区域から出られなくさせた罪となります。