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毒親あるあるは自己愛者あるあるな法則

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毒親アルアルは自己愛アルアルな法則

毒親の影響で長年苦しんでいる方のお話しを伺っていると、そこにはある絶対的な共通点が見えてきます。

十人十色の性格があるはずなのに、毒親の特徴は驚くほど共通していることに気が付くでしょう。

そして毒親は「とある性質」の特徴と完全一致するのです。

その「とある性質」とは自己愛性パーソナリティー障害です。

これから挙げる毒親の特徴と自己愛者の特徴と比較を見て、あなたはここから何を感じるでしょうか?

そして今あなたが両者との関係に深く悩まれているなら、両者との距離の置き方を真剣に検討してみてください。

■とにかくプライドが高い

毒親はプライドの塊です。

プライドが歩いていると言っても過言ではありません。

謝れなかったり認められなかったり、褒めなかったりするところは全てそそり立つプライドの高さから来ています。

自己愛者はプライドの塊です。

プライドだけが周りから身を護るための全てです。

得意満面に自己主張したことが間違えていても、絶対に謝ることも認めることもありません。

謝ったら下に見られてしまうことを恐怖するからです。

要はプライドの高さは自己肯定感の低さと比例します。

■内弁慶で外面だけは良い

毒親は支配が完了した家族にモラハラや虐待という本性を丸出しにします。

しかし会社や友人の間では人格者として評価されたりしています。

内と外で見せる顔は180度異なります。

自己愛者はターゲットにした人間が、自分の軍門に下ったことを確認した途端に態度を一変させます。

支配下に置いた人間以外には外面という、全く違う二面性をみせます。

周りの人間からは評価が良いので、ターゲットは罪悪感を植え付けられてしまいます。

■世間体や他人の目を気にする

毒親は世間からどう見られているかを異常に気にしています。

外から見た自分の家庭を理想的にするために、学歴や就職など世間体や外見に異常なこだわりを見せます。

自己愛者はそのプライドの高さから、周りから見える自分を異常に気にしています。

しかし自己愛者は共感性を持たないため、虚飾の自分が周りからどう見られているのか、ディティールまでは取り繕うことが出来ないのが特徴です。

■周りと楽しめる趣味を持たない

毒親はコミュニティーで楽しめる趣味を持たないので、気が付くと子供のことばかり考えています。

自分の欲求を満たすことができるのは、支配する子供なのです。

過干渉や過保護な毒親は趣味が言うことを聞く子供です。

自己愛者はターゲットや支配を完了した相手が趣味になります。

自分の理想通りの相手になるように支配調教するのが、自己愛者にとって唯一の趣味となっていきます。

相手の自立を阻害して、他を見せないようにするのが特徴です。

■自分は偉大な存在だと思っている

毒親は結婚して子供を持っているだけで誇れることであり、自分は尊い存在であると思い込んでいます。

パートナーがいない者に対して歪んだ優越感を持っています。

しかし毒親にとってパートナーや子供はファッションです。

自己愛者は生育歴から身に着けた特権意識を持っています。

特別な自分は尊敬されるべきであり尊重されるべきであり、自分の手下に置く人間はモノでありファッションの一部です。

■素直さや謙虚さは全くない

毒親は素直に自分の誤りを認めたり謝ったりできません。

上にいる存在である自分が、下の人間から意見されることを許さないのです。

悪いことだけではなく良いことも、素直に取ることが出来ません。

自己愛者は常に自分だけが正義だと思っていて、誤りを認めることは自身を否定することに繋がるため、受け入れることも謝ることも絶対にありません。

良いところを褒められてもその裏を考えてしまいます。

■とにかくヒステリック

毒親は基本的に情緒不安定な人が多いため、思う通りにいかないことがあると、ヒステリーを起こして周りに譲歩を求めます。

ヒステリーは周りを支配するための手段です。

自己愛者は生育歴から精神的に不安定であり、自分の言う通りに動かない相手を見て、ヒステリーを起こすことで相手に罪悪感を植え付けます。

ヒステリーは相手を支配するための手段です。

■ダブルバインドを用いる

毒親は子供に「親の言う通りにしなさい」と強要しておいて、子供が言われたとおりに動くと、「言う通りにしか動けないなら自立は出来ないね」と、相反することを言って子供を否定し脅します。

ダブルバインドとは二つの矛盾した要求をして、不安感や罪悪感を与えることを指します。

自己愛者は支配する相手に、「自分の言うことを聞きさえすれば全てを保証するから」と、言いながらその裏で相手の信頼を裏切る行為を平気でしています。

裏切りを知った相手がそのことを指摘すると、「約束は状況によって変わることがある」と、平気で言ってのけ指摘した相手をモラハラで弾圧します。

■冷静な話し合いが全くできない

毒親は子供から少しでも意見されると、親の人間性の全てを批判されたと感じてしまうため、直情的に怒ったり無視をしたりと、モラハラをして話し合いから徹底的に逃げます。

問題が起きたときに話し合って解決という方法がとれません。

自己愛者は支配する相手から意見されると、自分の人間性の全てを批判されたと思い込むため、相手を否定して無視をしたり感情的に怒鳴るなどという、モラハラをすることで相手に罪悪感を植え付けようとします。

相手と自分の立場は平等であるという認識がないため、話し合いという手段は使われません。

■絶対に謝らない

毒親は自分に悪いところがあっても絶対に謝りません。

本気で謝ったら負けと思っているので謝ることを拒絶します。

自己愛者は自分の悪いところは客観視できません。

悪いところはなく自分こそが正義だと思い込んでいるため、謝る必要すらないと本気で考えています。

■アンガーコントロールが出来ない

毒親は常に情緒が不安定なため、自身の怒りの感情をコントロールできません。

怒りの根源は子供にあると思い込んでいるため、自身の問題ではなく子供に問題があると認識しています。

自己愛者は生育歴から共感性が欠如しているため、こうしたら相手がどう感じるかの思考が働かず。

自身の怒りの感情をコントロールできません。

寧ろ怒りの感情で相手に罪悪感を植え付けて、支配コントロールするための手段と捉えています。

■人の悪いところばかり見ている

毒親は子供の良いところを見ようとせず、悪いところばかり見つけて得意げに否定します。

悪いところを見つけられないと、失敗を作ってでも否定します。

自己愛者は支配のために、相手を否定する部分を探しています。

上下関係に置くために、相手のダメな要素は必要なのです。

■人を褒めない

毒親は子供を褒めることがありません。

褒めると調子に乗るからと本気で考えているようで、良い部分を見たとしてもスルーします。

毒親が持つ劣等感が褒めることを許さないのです。

自己愛者は相手を褒めることがありません。

褒めて相手が自分より上の立場に立たれることを嫌うのです。

支配従属関係に置くため相手の救世主になりたがりますが、相手の人生が上手く回るようになると梯子を外します。

その繰り返しで相手を支配下に置き続けようとします。

■自分以外の人には人権がないと思っている

毒親は子供に良い生活をさせているという自負があります。

そのため子供の意見を尊重することはありません。

親は子供を思い通りにしてもよいと本気で考えています。

自己愛者は相手にとって良い影響を、与えている存在であるという自負を持っています。

自分の支配下にいることで良い関係を維持できるのだから、相手は自分の言うことを聞くべきと本気で考えています。

■躾のためならば何をしてもいいと思っている

毒親はどんな虐待行為や人権侵害行為でも、躾だと言えば免罪符になると本気で思っています。

そして過去自分も同じことをされてきていて、それを嫌な過去と思っていてもやはり同じことを繰り返します。

自己愛者はどんなモラハラやDVでも、相手を支配するためにやりますし罪悪感を持ちません。

正しい自分が間違えている相手に行うのだから、どんなことも免罪符になると本気で考えています。

人との関係は過去から全て同じようにしてきました。

■自立できるように接しない

毒親は子育てのゴールを見据えて育てていません。

毒親のプライドを守るために子供を利用しているため、子供の将来のための子育てをしていません。

毒親はいつまでも子供を自分の影響下に、置き続けたいのです。

自己愛者は自分の利得のために相手と接します。

相手と自立心を持ちながら関係を築くことをしません。

相手が自分の思惑と、違うことをしようとすると阻止してきます。

自己愛者は利がある限り相手を、支配下に置こうとするのです。

■人と向き合わない

毒親は子供が困っていても正面から向き合いません。

子供が困るということは親が否定されたと受け取るため、批判されそうなことを避けたり逃げようとします。

自己愛者は相手が困っていても、向き合うことはありません。

相手が困る状況を利用して、救世主を装い支配下に置きます。

得られる利がなくなると手のひらを返して突き放します。

自己愛者が相手と関係を結ぶのは全て利得からです。

■自分に損害を及ぼすような失敗を許さない

毒親は自分が不安になりたくないがために、子供の転ばぬ先の杖をやりすぎてしまいます。

子供が少しでも失敗すると感情的に責め立てて、

「だから上手くいかないと言ったでしょ」

と親の言う通りに動かなかった子供を委縮させてしまいます。

そうして子供は失敗を恐れて挑戦できなくなります。

自己愛者は自分の理想に叶う相手を支配下に置きます。

自分を引き立て言うことを聞き利益をもたらす相手です。

自己愛者にとって相手の失敗は支配を強めるチャンスです。

ここぞとばかりに責めて罪悪感を植え付け支配を強めます。

■人の幸せが妬ましい

毒親自身が幸せではないので、子供の幸せが妬ましく感じます。

自分の支配下にいるはずの子供が、自分より幸せになることが許せないのでしょう。

置いていかれるような劣等感を持ってしまいます。

自己愛者は自分が幸せを感じていないので、相手が別のところで幸せになることを許しません。

相手が去ってしまうかもしれないという不安感を持つため、相手の幸せを否定し潰そうと画策します。

■人への期待が大きすぎる

毒親は結婚して子供を産めば、幸せになれると期待して結婚しますが、現実はそうではなかったことに怒りを抱いています。

子供やパートナーに求める期待値が高すぎるのです。

自分から幸せを与える意識がないため、家族は与え続けるだけの存在になり疲れ切ってしまいます。

自己愛者は相手を支配して傍に置いておけば、不安が消えて安心できると思っていますが、現実はそうではなかったことに更に不安を抱きます。

思う通りの満足を相手から得られなかったりすると、ーゲットを乗り換えるため新たな相手を探します。

自己愛者の相手がコロコロ変わるのは、相手を利得で考えているからです。

■人の自由を許さない

毒親は子供が成人してからも、門限を敷いて行動を制限したり。

子供の恋愛にも介入して、口を挟まずにはいられなかったりと、支配し傍に置き続けるための束縛をします。

自己愛者はひとりになる不安を常に抱えているので、相手が自分の影響下から外れることを嫌います。

相手の新しいチャレンジを頭ごなしに否定して潰したり、行動を制限するような圧力をかけたりします。

■トラブルを利用して自己主張する

毒親は自分の病気を利用して子供を縛り付けたり、子供を病気にして看病する自分をアピールすることがあります。

どちらも自己承認欲求が根底に存在しています。

故意に病気を作り出すような悪質な場合は、ミュンヒハウゼン症候群や代理ミュンヒハウゼン症候群という、診断名が付く精神疾患を疑いましょう。

自己愛者は自分の悲劇や困難を用いて相手を縛り付けたり、相手を精神疾患だと決めつけて罪悪感を植え付けて、自分の思う通りに動かそうと画策します。

自分は正しく相手は間違えているという考えが根底にあり、相手を自分と同じ考えにさせるのは正義と思い込んでいます。

■差別をする

毒親は搾取子(傷付けられる子)、愛玩子(かわいがられる子)に分けて兄弟差別をします。

愛情に偏りをつけて攻撃してみせることで恐怖させ、家族全体の支配を完全なものにします。

自己愛者はコミュニティーの中で差別対象を攻撃することで、コミュニティー全体に恐怖感を与えて恐れさせ、圧力でコミュニティーを支配することが良くあります。

全体を攻撃すると批判的圧力が自分に向かってしまうため、差別し攻撃する対象者は一人か極少数に留めます。

■過保護・過干渉を愛情だと勘違いしている

毒親は子供の自立心を削ぐことで、いつまでも自分の支配下で生きることを強制します。

自分のエゴを愛情や親心だと勘違いしています。

そこにあるのは自分の不安を消したい思いだけです。

自己愛者は支配した相手の自立心を攻撃することで、利を得られる間は自分の支配下にいることを強制します。

自分がひとりになる不安からの行動であって、相手や周囲のことを慮る行動ではありません。

■毒親の親も毒親、自己愛者の親も自己愛者

毒親はある日突然毒親になったわけではありません。

そのルーツは過去に必ず存在しています。

良くも悪くも生育歴で経験したことが反映されているのです。

自己愛者はある日突然自己愛者になったわけではありません。

そのルーツは過去に必ず存在しています。

毒親に育てられて植え付けられた思考が、大人になってからの生き方にそのまま反映されています。

反面教師にする人もいますが生育歴で受けた仕打ちを、自己消化できていない場合は歪みがどこかで萌芽します。

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