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2024/10/15★共依存者は共に不幸へ堕ちてくれる人を探している

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共依存者同士の共鳴がもたらすもの

自分に自信がないので、いつも身近にいる自信がない人を巻き込みがち。

ひとりになりたくなくて、いつも傍にいてくれる自信がない人を探している。

自信がない人を見つけると、途端に世話焼きになり、

相手が依存してくると安心して、更に世話を焼いて繋がりを保とうとする人。

そんなあなたは「共依存」かもしれません。

共依存の人の心の問題と向き合うと、必ず見えてくる、共通する思考パターンがあります。

それは「依存する相手の自立を嫌う」ということ。

関係性に慣れるに従い、依存する相手が自分の主張をするようになると、

途端に共依存者は不安で心がいっぱいになってきます。

それは何故かというと、

「あなたのためにどれだけ尽くしてきたか。」

「どれだけ自分を殺してきたか。」

「ひとりで勝手に自立されたら困る。」

という気持ちが不安に変わるからです。

自分は持てない自立心を相手が持つことで、

また自分がひとり取り残されてしまいそうで、怖くて仕方ないと感じてしまう。

自信がない相手が、自分を頼ってくれて傍にいてくれたときは善い人でいられた。

そこには相手から必要とされる安心感があったから。

しかし、共依存の相手が自立の道を歩み始めると、

途端に不安と焦燥感が襲ってきて、居てもたってもいられなくなってしまいます。

そのうち自分は必要とされなくなるのでは?という不安が押し寄せ、

最後には無意識に相手の自立を阻止しようとするのです。

共依存の人のこの哀しい思考は、自分の虚無感をひた隠しにしながら、

自分と同じような依存体質を持つ誰かを巻き込もうとします。

自他の境界線を踏み越えて、自分の不安定を相手に押し付け、

共に不幸に堕ちようとする恐ろしい一面を持つことがあります。

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