浮気がバレて周囲に迷惑をかけて、一時は反省してみせたとしても、
浮気や二股を止めることができない男性がいます。
このような男性は病的なまでに、女性トラブルを引き起こし続けます。
周囲が男性に愛想をつかし、潮が引くように傍から去っていくと、
男性は更に孤独感を強めて問題行動を繰り返します。
そんな男性に翻弄されてしまいがちな女性は、男性の行動は自分のせいだと考えてしまいがちです。
これを認知バイアスといいます。
男性との関係を壊したくないあまり、自分を責めることで繋ぎ留めようとしてしまい、
結果的に自分が病んでしまうことも少なくありません。
健全で楽しい恋愛をするために、危険な心理を持つ男性がいることを知っておく必要があるでしょう。
■女性を愛するということの本質が分からない男性
「浮気を繰り返す男性は自己愛が強いからでしょ?」
この場合、自己愛の裏側にあるものを、本当の意味でどこまでご存じでしょうか?
世の中には浮気を止めたくても止められない、常に新しい女性と関係を持っていないと、
自分のメンタルコントロールが出来ないという男性が存在します。
心理学にはこのような言葉があります。
「母親と心理的な分離が出来て、初めて女性を愛することが出来る」
浮気が女性に見つかってしまい、女性から咎められても同じことを繰り返してしまう男性の特徴として、
一見自立しているように見えても、実は母親から心理的自立が果たされていないというものがあります。
母親と心理的に固着状態にあることを、心理学では「母親固着」と呼んでいます。
浮気を止められずに繰り返す男性は、母親のような女性を常に探し求めて、
次から次へと新しい女性に手を出していくという特徴があります。
それは幼い頃、母親に十分甘えられなかったことが原因であることが多いです。
このような男性は、母親から過干渉的に育てられたか、
若しくは厳格に突き放されて育てられたか、どちらかです。
幼い頃に母親から充分な愛情を受けて育っていないと、自己肯定感が正しく養われないため、
いつまでも無責任でいられる世界を求めがちになります。
精神的な依存先である母親から、心理的に自立出来ていない男性は、
自分にとって完璧な女性を常に追い求めるだけで、
関係を一からコツコツ築き上げていく考えを持たないため、長くひとりの女性を愛し続けることが出来ません。
幼い頃から、父親の影響力が薄い家庭で、母親固着の関係にあった男性は、
非常にナルシストであり、常に自分への賞賛がなければ生きられないのです。
このような男性と恋愛をしてしまうと、女性は男性のことを常に褒め称えていなければ、
男性は心理的に満足することができません。
理想を実現してもらえないことで、やがて不満を抱えるようになります。
お付き合いする女性で、自分の理想や欲求が満たされなければ、
悪びれもなく簡単に次の女性へと興味が移ってしまいます。
このような男性は、女性と対等な関係を持とうとせず、上から目線であり、
同じ目線でのコミュニケーションが出来ません。
お互いの意見を伝え合って議論するという労力は無駄と考え、徹底して避けようとするのが特徴です。
そのため、常に自分にとって理想的で完璧な女性を求めます。
共に築き上げるのではなく、最初から完成形を求めるのです。
たとえ理想的な女性と付き合えたとしても、関係に慣れてくると「彼女では物足りない」と感じるのも特徴です。
するとまた新たな女性を探しては「自分が求めるものはこれではない」となり、
気が付くと常に新しい女性を探し求めることになります。
自分の欲求を満たす相手を切らしてしまうと、途端に不安感を抱えるようになるため、
キープを抑えながら、新しい女性を求めるという保険を使います。
このような男性が長くキープに据える女性の特徴は、男性にとって都合が良く、融通が良く利く女性です。
常に自分にとってメリットがある女性、それはまさしく母親のような女性といえるでしょう。
自分の言うことならばどんなことでも受け入れてくれる。
悪いことも黙って許してくれるような、聖母のような女性。
常に自分主導にしておけるイエスマンな女性です。
■男性のセックスレスも母親固着が原因
セックスレスに陥る男性も、その多くが母親固着に因るものと言えるでしょう。
母親固着から心理的に深く結びついたままでいると、
女性と長く居ればいるほどにセックスの対象にはならなくなります。
また、セックス自体も自分の満足が優先されるため、利己的でワンパターンなセックスになることが多いです。
女性が男性のセックスに不満を持っていても、そこに気が付くことはありませんし、
そもそも女性視点になれません。
女性がセックスに不満を持つこと自体が受け入れられないので、
セックスを改善しようと努力することもありません。
そのような男性によくあるセックスのパターンが「射精至上主義」「AV至上主義」です。
彼らのセックスには、相手の真の満足という項目は存在しないのです。
■相手との適切なバウンダリーを意識する
自分勝手な大義名分を振りかざす男性は、
自分の理想を叶える相手を常に探し求め、新しい女性と浮気を繰り返します。
病的なまでに浮気を繰り返してしまうのは、男性自身の生育歴から来るメンタルの問題です。
「結婚すれば変わってくれる」「次は変わってくれるだろう」と、
女性がいくら許したとしても、性質の修正は不可能であることが紐解けます。
浮気をされても一切気に留めず、逆に困難な男性ほど燃えるという女性であれば別ですが、
基本的にはこのような男性に人生を委ねると、後悔することになるでしょう。
いわゆる遊び人、浮気を繰り返す男性が最後に選ぶ女性とは。
そのような男性が長く手元に置いておくのは、自分にとって一番融通が利いて、
なんでも目をつぶってくれ、決して責めることはなく、常に自分にメリットがある女性、
まさしく母のような女性なのです。
男性が女性に仕掛ける最初の罠である、甘い時間に惑わされることなく、
男性の本質を見定めるよう心掛けてください。
万が一、あなたの懐が深すぎて、図らずもこのような男性に関わってしまった場合、
重要なことは「決して我慢をしない」ことです。
相手の尊重が出来ない男性が繰り出す、ワガママや振り回しに
「自分が我慢したら上手くいく」などとは絶対に考えてはいけません。
バウンダリー(境界線)を適切に設けられない関係は、いずれどちらかの我慢の果てに必ず破綻します。
人間の我慢には限界があります。
コミュニケーションは平等であるからこそ上手くいきますし、長続きができるものです。
我慢が前提の関係に陥ってしまったら、その人との関係は終わらせることを意識して、
徐々に距離を置くことが大切です。
自己犠牲は決して良いことではありませんし、周囲から称賛されることでもありません。
まずは自分が真に納得がいく関係を構築できる相手を探しましょう。
中身はそのあとに自然と形成され、熟成していくことで理想形に仕上がっていくものです。