カウンセラー祥子・今日のつぶやき#2
コロナ禍に入り、緊急事態宣言下に入った三年前。
一時は人の活動が制限されたこともあり相談件数が激減した。
なるほど人流がなくなると、摩擦も生まれなくなるのだなと実感。
しかしそう思うもつかの間、まずは家族間のトラブル相談が多くなった。
そのうち圧倒的多数になったのが『不倫』
家庭にこれまでにないストレスを感じて、耐えかねて外へ向かったということだろう。
言い換えればそれだけこれまでの家庭生活は薄氷を踏むようなものだったということだ。
事情は問題の数だけ中身は異なるものだろう。
ただしかし、問題に向き合わず内省もせず議論もせず依存も止めず、
なぜリスクだけを負って外へ逃げてしまうのだろう。
そのリスクテイクが出来るのならば、問題解決に向けて行動するほうが容易いはずだ。
リアルから逃げれば逃げる分だけ、のちの処理は複雑化する。
人は結局自分に極めて弱いということだ。
リアルからの逃避「不倫」は、全く自己愛の偏りがなせる業だろう。
そこにあるのは自分の心を守ることだけ、自己保身でしかないのだから。
今日の週刊文春、事実婚妻と同時不倫×2をすっぱ抜かれた某芸能人の話で賑やかだった。
まぁこの場合、自己愛性人格障害とセックス依存が深刻なのだろう。