自己愛者が親になると…
人間が生きていくうえで、自己愛は必要不可欠なものですし、
自らを認めて受け入れるということが非常に大切であることは、これまでこのブログで何度もお話してきました。
しかし、ここで改めてお話ししておきたいことは、
自己愛が偏ったり過剰であると、他人に迷惑をかけることが多いということです。
自己愛が偏っている人の特徴として、
「自分の非を絶対に認めない・謝ることが出来ない」
「自分は絶対正義として人の話を聞けない」
「人の意見もひとつとして受け入れられない」
「人の気持ちに共感できない」
「人の感覚を否定ばかりする」
「自他の境界線を持たない」
「自分のことしか興味がない・自分語りしかしない」
などがあります。
自己愛者に関してのコラムは過去記事に掲載してありますので、各項目についての詳細はそちらを検索してください。
上に挙げた自己愛者の特徴をご覧になって、アレっ?と気が付かれた方もいらっしゃると思います。
お気づきの通り、自己愛者の特徴とは、実は毒親の特徴と同様なのです。
毒親ななぜ「毒」と呼ばれるかの所以は、
「自分が悪くても絶対に謝らない親」
「子供の気持ちに寄り添えない親」
「子供との間に境界線がなく、何でも踏み越えてくる親」
「子供に関心がない親」
「心配する素振りを見せて支配しようとする親」
「子供に自分を投影して自分の理想を押し付ける親」
などが毒親の特徴と言えるでしょう。
なぜ彼ら毒親はそのような思考や性質を持つのか。
それはひとえに「自己愛者」だからなのです。
私はこれまで散々お話ししてきた「自己愛者に関わったときの対処法」
それにもある通り、自己愛者は自らを振り返り、内省して変わることが不可能です。
「いつか変わってくれるかもしれない」は自殺行為です。
自己愛者に対する対処法はただ一つ、一刻も早く物理的距離を取ること。この一点のみです。
毒親に対しても全く同様です。
むしろ距離感が近い親だからこそ、自分を守るためには物理的距離を置くことが非常に重要です。