妻・40歳、夫・38歳
結婚8年、子供8歳
■いつも不機嫌な妻
夫はごく普通に恋愛をし結婚に至っただけで、
夫婦として穏やかな生活を楽しみたかっただけなのです。
しかし妻は結婚という手段で自分の理想の城を作りたかったのでした。
この妻は生育歴が影響した性格の問題がありました。
アダルトチルドレン由来の感情コントロールが利かないタイプだったのです。
妻は少しでも自分の思い通りにならないと誰に対してもすぐに感情をむき出しにします。
夫の給与は全て妻の管理で月額3万のお小遣い制。
妻は金銭感覚がルーズで気が付くと数百万単位で貯蓄が無くなっていたこともあったそうです。
それに気が付いた夫がお金の使い道を問うたところ、
「夫の稼ぎが悪いからいけない」「やりくりが出来ていないと批判するのか」
と怒り始めてしまうのでいつも最後には夫が謝罪して妻をなだめていました。
妻にとって夫は自分の理想形を築くための存在であり、
思う通りに動くことが愛であり夫の義務であると思っていました。
夫の性格的な弱点を執拗に攻撃し屈服させることで上下関係を作り、
自分には歯向かわせないようにするというパワハラ行為が常態化していました。
■策略された離婚
そんな状態でも夫は妻の言動に耐え忍ぶ日々を過ごしてきましたが、
遂に我慢の限界を超えてしまい、ある日妻に暴力的な言葉を投げてしまいました。
すると妻は逆上して離婚する!と言い捨て、子供を連れて家を出て行ってしまったのです。
実家に戻った妻は待ってましたとばかりに用意周到な離婚の準備を進めました。
夫が感情的に反発したときを狙うかの如く、
妻は夫をワザと怒らせることで既成事実を作り上げたのでしょう。
こうなってしまうと傍目からは夫の方に問題があるように見えてしまいます。
夫婦に子供がいる場合は悪意を持った妻に子供の親権をはく奪される可能性も。
妻は子供も気持ちを夫から引き離すために、
父親がどれだけひどい人間なのか、いかに悪い人間なのかを言い聞かせ、
父親を憎むようマインドコントロールするようになりました。
夫が子供の姿を見ようと近付くだけで夫をストーカー扱いするようになります。
こうなってしまうと夫は「妻に嵌められた」としか思えません。
これら妻の行動はパワハラとも言えるでしょう。
時系列を追っていけば「妻に嵌められた」ことが分かると思います。
しかし事が進行してしまってからでは取り戻すことは大変難しく、
結果的に諦めるほかなくなってしまいます。
我が国の現行法においては男性がこのタイプの女性と結婚すると、
子供を取られた挙句に財産も持っていかれかねないということでしょう。
■自己愛を満たすためのアイテム
前述のようなモンスター妻の場合、
愛を誓った男性と結婚をして幸せになりたいというよりも、
最初から男性を利用して理想な自分の城を造りたいだけであり、
協調してお互いにとっての安住の地を造りたいという考えはありません。
決して意識的ではないのですが自己肯定感が低いため常に安心感が低く、
恋人関係が成熟していないのに入籍や同居を迫って結婚を焦らせます。
家族を巻き込み協力を仰いで結婚へ向けて既成事実を作っていったりもします。
そんな姿勢が男性からすると愛情表現だと勘違いしてしまいますが、
女性からすると寄生先を失いたくない一心ともいえるでしょう。
あまり人とトラブルを起こさない良い人ほど自分の年齢のタイミングを考えると、
「結婚とはこんなものかもしれない」と自分を納得させてしまいがちであり、
女性に強引に押し切られて結婚してしまいます。
性善説であり悪い人に騙された経験もなく常に良好な人間関係にある人は、
世の中にはとんでもないモンスターが存在すること、
善良そうな仮面を付けている可能性があるということに気が付きませんし、
相手が危険かもしれないということにまるで注意が向かないのです。
人生に失敗はつきものですし自分の経験値にする必要がありますが、
モンスター女性と結婚してしまうと精神的にも社会的にも経済的にも、
要らぬ深いダメージを負ってしまう可能性があります。
そのため結婚は相手を見極める注意とそれ相応の時間や道のりを必ず経ること。
可能ならば法的な入籍は慎重に慎重を重ねて検討することが重要です。
■現行法の盲点
日本の現行法では離婚の際に男性のほうが不利になってしまうため、
結婚する際には必ず頭に入れておく必要があります。
寧ろ結婚契約書を交わすことに異議がない女性を探すくらいの慎重さで。
男性の慎重な考え方に協調して議論を重ねることをせず、
頭から否定してくる女性の場合は将来モンスター化する可能性が高いと踏むべきでしょう。