毒親育ちは人を信用できない
「自分がしっかりしなくてはならない」
「他人への甘え方が分からない」
「他人に悩みを打ち明けられない」
こんな人からの相談をよく受けます。
悩みがあっても辛さを吐露できないし、
他人へヘルプを出すことができず、ひとりで頑張りすぎて壊れてしまうのです。
毒親育ちにこの傾向は顕著に見られます。
毒親を核とした機能不全家庭で育つと、極端な性悪説を持つようになり、人を信用できなくなります。
なぜ信用できないのかというと、それは生育歴の中で親から無償の愛を得られず、
常に生活の中で緊張を強いてこられ、甘えられなかったから。
幼少期において親に甘えるという経験は、人への信頼を育みます。
ところが機能不全家庭では、子供に甘えさせるどころか、
甘えは良くないことと、言い聞かせていることが多いです。
それは毒親が子供に依存するためでもありますが、
毒親自身が子供との関わり方が分からないことも影響しています。
結果的に子供は人を信用できなくなり、
自分の居場所を作るため、人を支配したり依存するようになります。
毒親育ちが大人になって、コミュニケーションで失敗を重ねるようになる原因がこれです。