自己愛者は愛は他者愛ではない
親から無条件の愛を与えられなかった毒親育ちの人は、傲慢な自己愛者に利用されてしまうことが多い。
その結果、自己愛者に認められたい、愛されたいと願うばかりに、
我が身を犠牲にしてまで自己愛者に尽くしてしまう。
尽くす行為は「これだけしたら私だけを愛してもらえる」という有償の愛。
それは返せば相手に対する依存でもあり、自己愛者の依存と重なることで、互いに共依存状態が完成する。
自己愛者からどんなに傷付けられたとしても、
それは自分が至らないからだと考えて自身を納得させてしまうので、
関係が酷い状況になってもなかなか離れることが出来ない。
毒親育ちが何故そんなに無防備なのか。
それは、親から与えられなかった愛を、
誰かに埋めて欲しい、誰かに求められたいという無意識の欲求から来るものである。
毒親による思考の輪廻は、こうして子や孫へと受け継がれていく。